ターケーク ㊻
- 2021/06/13
- 19:40
風が気持ちよく抜けるテラスで Eさんと風呂上がりのビールを飲みながら、ゆったりとジョイントをキメていた
他愛もない話しでゲラゲラ笑って、贅沢な時間が過ぎて行く
E : 虫が増えて来たから、部屋に入ろ
俺 : そうだね
部屋に入ると Eさんはワインを持ってきた
E : これねラオス産なんだ、美味しいよ
俺 : そうなんだ、でも俺いっぱい酒飲むと寝ちゃうから少しでいいよ
E : ねぇ、質問していい?
俺 : えっ? どうしたの?
さっきまで、くだらない話しばかりしていたのに、急に真顔で聞かれたので少し驚いた
まだ Gさんの事を気にしてる事に、辟易とした気分になった
俺 : また、その話しかい? 彼女は同じ宿に居たツーリストだよ
E : 私はあの娘の振る舞いを見ていた、あなたの女だって言う振る舞いだったよ
俺 : なんで、そんなにあの娘が気になるの?
E : なんか悔しいから
俺 : あの娘は彼女でもないし、友達でもないのに何言ってるんだよ (笑)
E : Woman's intuition !
E : 初めて会ったあの晩、私は確信したのよ
俺 : 何を?
E : この男、落ちたって (笑)
俺 : あはは面白いな、で完落ちしたから今ここに居るけどね
E : でも、何日も連絡してくれなかったでしょ?
俺 : 宿の男達と観光して忙しかったんだよ