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さらばクアットラム

Quat Lam Final

はクアットラムビーチ置屋。
はすぐイッちゃう Hちゃんと最後に飯を食った場所。
はクアットラムの街。 本当に小さな街だが店は色々ある。

すぐイッちゃう19歳 Hちゃんと一緒に宿を出たのは正午前だ。
暑さに弱い私は目眩がしてきた。

完全装備で誰だか分からない姿の彼女に金を渡そうと思い、話しかけたら飯屋の方に来いと手を引かれた。
飯屋のおばさんに、結婚はしているか? 子供はいるのか? と質問される。
これもベトナムあるあるだ。 行く先々で必ず聞かれる社交辞令のようなものだ。

結婚はしていないよ。 と答えると、この娘を連れて日本に帰れと言われた。
これも、行く先々で言われるベトナムあるあるの社交辞令のようなものだ。

彼女はバイクを受け取ると、後ろに乗れとジェスチャーしている。
バス停は目の前だよと指差すと、いいから乗れと言っているようだ。

彼女の後ろに乗るとバイクを赤矢印の方へ走らせた。
数分で青丸3の周辺に到着した。

近くの店で彼女は菓子や果物を買って私に渡してきた。
バスの中で食えと言う事なのだろう。 
僅かな収入しかないであろう彼女の心遣いに泣きそうになった。

その後、黒丸2の辺りに移動して一緒に昼飯を食べた。
食事代を払う段階で財布を出すと、私には払わせようとしない。

この近くにバスが停まるようで、歩いてバス停らしき場所に一緒に行った。
ナムディン経由でヴィンに行くことは伝えてあったので、バスが来た時に彼女は運転手に説明していた。

最後に別れる時、彼女を抱きしめた。
今日の一発代も飯代も手土産代も払ってないので、バスが発車する直前に十分以上の金を無理にでも渡した。

走り出すバスの中で振り返ると、彼女は見えなくなるまで手を振っていた。
我慢していたが、堪え切れずに泣いたよ。

もう2度と会う事も無いであろう若い彼女の精一杯の心遣いに感謝した。

一日でも早く足を洗って、幸せになって欲しいと願わずには居られなかった。









コメント

楽しく読ませてもらいました。
短期には向いていない感じでしょうか…。
クアットラムはまだ行ったことないですが、年内には10日くらい時間を取って行きたいと思ってます。

No title

私は一都市一泊で十分なので、10日もあればベトナム中部まで足を伸ばせます。

クアットラムでは偶然良い娘に出会えたので楽しかったですが、出会えなかったらまた違う感想になったでしょう。

旅はどんな人に出会えるかで、全てが変わってしまうのが難しいところです。

素晴らしい出会いがあるといいですね。

個人的にはドンホイ置屋も好印象でした。
そのうち記事にして紹介します。

良い出会いっすねー

ベトナム来て5年になりますが、こんな良い出会いしたことないです。
良い娘に出会いましたねー!
コロナ終わって行き来が自由になったらハノイにもまた遊びに来てください。
クッシュ用意して待ってますw

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