旅の日記

６人で晩飯を食いながら、あーでもない、こーでもないと今までの旅の話で盛り上がるのだが、
２０歳～２２歳という彼女達のテンションの高さにタジタジだ。



ベトナム　ドンホイの暑い夜に、私は５頭の肉食獣に囲まれていた。

奴らは酒も草もセックスも強い オーラ を放っている。　



と、様々な地域から集結して来た、血に飢えた５頭のメスライオン達と楽しい一時を過ごすのだが、
さらに盛り上げるのに、どうしようか考えていた。

１対１での会話は楽しいが、５対１となると空気を読まなくてはならないので疲れるわ。

アジア系に馴染みの薄い彼女達と話を進める時に注意する事は、
こちらが珍しい生き物にならないように、自己主張は減らさないとならない。

笑いどころ、ツッコミどころが異なると、見えない壁が立ちはだかり始めてしまう。
異文化、異人種間のコミュニケーションは難しい。

ユーラシア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、オーストラリア大陸で、
白いの、黒いの、黄色いのと、やって、やって、やり捲くって来た経験も有るには有るが、

人 対 人って言うのは、実に奥深い。

毎回、その経験則をリセットして臨まなければ、なんだか風変わりな東洋人になってしまうのである。


著名な故人の名言を思い出さずには居られない。

『 頭とチンポは生きてるうちに使え 』