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ハノイ市内を彷徨う 2020年編 ⑥

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から へ2ケツで走る。

性格キツ目のパリピ系オージーを乗せて、ヒンヤリ肌寒いハノイ市内を移動する。

超苦手なタイプだが致し方ない。

しかしよく喋る女だ。

超お喋りな私が目が点になった。

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タイ湖に到着してからは2人で の場所を散策し適当に小洒落た店で晩飯を食った。

彼女はビールとベトナム焼酎をガンガン飲んでるが、私はアルコールNGなんだよ。

S : 酒飲まねーの?

俺 : テト前は飲酒の取締りが厳しいから飲まないよ。

S : 少し位、いいんじゃね?

俺 : そもそも無免許の外国人だから、あかんでしょ。

S : 無免許って、どうやってバイク借りたん?

俺 : ここはベトナムだぜ、なんでもアリだぞ、知らんのか?

S : そか、まーいいわ、私は飲むから。

俺 : おーいいね、じゃんじゃんイってくれ!!!

程よく緊張と警戒が解けて来た所で、下ネタオンパレードしてみた。

中々ノリの良いSさんは、2週間掛けて中部まで南下していくらしい。

あまりプライベートな事は話してくれないし、こちらから突っ込んで聞く事もしなかった。

俺 : 飯も食ったし、少し歩いて別の店に行こうと言い店を出た。

S : いい感じだわ。

俺 : ベトナムの飯どーよ? 問題ある?

S : 特に無し、あなたはどーよ?

俺 : 個人的にベトナムの飯は好きだよ。 ← と言いながらジョイントに火を付ける。

S : 出たっ! なんでソレ持ってるの?

俺 : いや、酒飲めんからブリってないと君との時間が楽しくないよね。

S : どーなのソレ? 良いの?

俺 : オーストラリアのネタより良くないね。 Better than nothing.

S : ちょっと回してよ。 Puff Puff Path.

俺 : これで最後だよ、ホテルの部屋には沢山あるけどね。
   次の店行こーぜ。

S : 行こ行こ。

という訳で2軒目は歩いて数分の静かめな店へ突入した。

この店での彼女はバンバン飲む訳でもなく、少しずつプライベートを話しだした。

喋ってみれば意外にも優しい子ではないか、これは尻を叩けるか? と希望の光が見えてきた。

ならば、直球で行くか、と聞いてみる。

俺 : 大分飲んだね、そろそろ送って行くよ。
   旧市街あたりを少し見ながら帰ろう。

S : まだ早くね? もっと話そうよ。

俺 : そうか? でも移動しよう。

と、バイクで旧市街へ移動するのだが、来た時とは違い思いっきり後ろから抱きつかれた。

そんなに密着されたらチンポが固くなっちゃうよ、と言ったらヘルメットを叩かれた。

旧市街の夜はなぜか人通りもバイクも非常に少なくハノイらしくない。

俺 : 俺の部屋で思いっきりキメて超ブリブリになる?

S : ・・・ しばし無言の後、 『 いいよ 』



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