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スンタィンビーチ ナンパへの序章

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翌朝は早く目覚めた。 今日は昼前にはヴィン駅に戻って、電車でドンホイまで移動する予定だ。
最後の悪あがきで、散歩を兼ねてナンパでもしようと意気揚々と出掛けた。

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パノラマ画像はで撮影した。
 営業していたニャギ。
 飯屋
 ボロいニャギ郡
はマシな見た目のホテル
1011は営業していた食事処
 スンタィンビーチのモニュメント
黒線は散歩ルート

朝早くから出掛けたが、既に暑くてフラフラだ。
ビーチ沿いの食事処は、どこも営業していた。
11の食事処まで来た時点で、腹が減ったので朝飯を食う事にする。

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11の食事処の裏手には、外壁が緑色のヤリ部屋があるのが確認出来たが、既に廃墟の様相であった。
3年前の全盛期には入れ替わり立ち替わり、誰かがそこでヤリまくっていたのだろう。

そこには男の従業員が2人と、女の従業員が1人居た。
見た所、女が仕切っていたのでオーナーの嫁か娘かも知れない。

彼らは全く英語を理解しないし、メニューも無い。
画像を見れば分かるが、料理の写真がぶら下がっているので、それを見て選べと言っているようだった。

それが麺なのか御飯なのか分からないので、グーグル翻訳で説明するのだが彼らは理解出来ないようだ。

そうこうしてたら、中 学 生くらいの女の子が私に英語で話しかけてきた。
お困りでしたら助けましょうか? と言う彼女の英語は超初心者レベルだったが助けにはなった。

彼女は母親と来ていて、私がここに来る少し前から居たようだ。
母親はマツダCX-5の新車で来ていて、髪型も服装もベトナムの富裕層のようだ。

東京都内に居たとしても、何の違和感も感じさせないほど母親は洗練された格好をしている。
喋らなければ完全に日本人で通用する顔の母親は、ムッチリした体の美人だった。

娘の助け舟もそこそこに、母親に興味が沸いてきて話し掛けてみた。
37歳だと言う母親は英語を上手に話す。 本人も娘も英会話を習っていると言っていた。

流石富裕層、やることが違うなと感心していたが、なんでこんなビーチに居るのかは不明だ。
彼女達が私に色々話し掛けてくるので、従業員達に置屋の事などのエ口話が質問出来なかった。

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インスタント麺を使うのは如何なものか。

食べ終わり食事処を後にしたが朝早いので人影も少なく、仕方ないので宿に戻ろうと適当に歩き出した。

もちろん悪あがき中なので、営業している食事処には全て顔を出すのは言うまでもない。

そこで気付いたのが、どの店も学生らしき若いアルバイトが大量の食器、グラス類を洗っている。

昨晩、スンタィンビーチに到着した時に大騒ぎしていた若者達に飲食物を提供してたのだね。

くくくっ、風向きがこちらに向いてきたのかも知れない。

チソポレーダーを最高感度にして観察していく。

続く


























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