旅の日記

ロンドン娘がタクシーに乗って出発したのを見届け、私は別のタクシーを物色する。
ドンホイ駅前は小さな場所で、すぐに５～６人のタクシー運転手に客引きされる。

見た所、白タクは居らず、マイリン、ビナサンなどのメジャーどころばかりなので安心だ。
ドンホイを拠点にして、フォンニャ・ケバン国立公園を訪れる外国人が多いのだろう。
殆どのタクシー運転手は片言の英語くらいは話す。

私は一番英語を上手に話す運転手を探した。　
３０代中盤であろう、一番意思疎通がスムーズに出来た運転手に決めた。

何しろ、本当にドンホイに置屋があるのか？　あるとすれば何処にあるのかを聞き出さなければならない。

まずは一番近いアグリバンクのATMに行ってくれと頼んだ。
上の画像はアグリバンクのATMを背にしてドンホイ駅方向を写した場所。　真正面に駅舎が見える。　

無事に必要にして十分な金を降ろしたが、ここからが大変だ。
運転手の彼は、私が今から置屋で女を買うと思い込んでいる。

ドンホイ置屋の近くにホテルかニャギがあるのなら、そこに連れて行ってくれ。
女を買うのはもっと遅い時間からだと伝えるのだが、どうも上手く伝わらない。

運転手が英語を話すと言ってもペラペラな訳では無い。
ベトナムあるあるだが、運転手に置屋へ直に連れて行かれれば、彼のコミッションも上乗せされてしまう。

また、彼の懇意にしている置屋などに連れて行かれるのも面白くない。
こちらは置屋街の近くで降ろしてくれるだけで結構なのだ。

結論から言うと、無事にドンホイ置屋街のド真ん中で降ろされたが、
彼の懇意にしている置屋で女を買ってくれとせがまれた。　

強い口調で断ったら彼は引き下がったが、こういうやり取りがウザいんだわ。



ドンホイ駅からドンホイ置屋街までは、タクシーで１０～１５分、５万ドン（２５０円）以内で行けます。
正確な金額は忘れたが、５万ドン払って釣りは要らんと言ったのは覚えている。

また、グーグルマップを見ながら移動したので、遠回りなどの不正もされなかった。

※ 私が各記事に乗せている地図の場所はGPS情報に基づいているので正確です。