ターケーク ⑤
- 2020/06/28
- 15:47
ターケークはラオス中南部の小さな田舎町だ。
外国人は 大きい黒丸 に集結している。
足が必要なら中国人経営のレンタルスクーター屋が中心部にある。(パスポートを預けなければならない)
私は旅先ではレンタルバイク、レンタカーを多用する。
特に暑い国では体力を温存する為にバイクを必ず借りる、歩くなんてとんでもない。
ターケークに来て驚いたのは、いわゆる白人バックパッカーが大勢居るのだ。
thakhek activities とGoogleで検索すると色々と遊びが出てくる。
私は片っ端から白人さん達に話し掛けるので、彼らから多くの情報を得られた。
どうも白人沈没組もそれなりに居るようだ。
こと、私に限れば、若い白人女性をナンパしまくれる最高の場所だ。
ローカル置屋もあるし、エロマッサージもあるから数日間の滞在なら十分楽しめる。
さて、わがままイスラエル人のGさん25歳と一緒に宿を出て、白人さん達の居るレストランへ歩いていく。
店の中と店の外には30人程の白人さん達が盛り上がっていた。
イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、デンマーク、ポーランド、イスラエル、日本と多国籍だ。
やはり、ここでも地元ラオス人以外のアジア系は俺だけだった。
こういう集団に居ても、私の会話スキルは何の問題も無いのだが、
やはり薄皮一枚の人種の違いを感じる時がある。
彼らは決して差別的では無く、非常にフレンドリーなのだが、
言葉では説明の出来ない、オブラートが一枚挟まっている感じなんだ。
私はガンガン中に入って行くタイプなので、時間が経てば親密になって行くのだが、
やはりアジア系は見た目が明らかに彼らと異なるので、私は少し目立つ存在だ。
店では皆、ビール、ワインなどをガンガン飲んで、外では草吸ってる奴らも居た。
Gさんが皆と溶け込めているかチラチラ様子見をしていたが、問題無さそうだった。
私は彼らの集団の中のドイツ人3人組と話し込んでいた。
3人共22歳で海外青年協力隊のようなボランティア活動で1年間の任期中と言っていた。
この日に来ていなかったメンバーを入れると総勢6名らしく、
ラオスの子供達に英語教育をしていると言っていた。
ドイツ人が英語教育ってどうなん? 君等の母国語はドイツ語でしょ? と聞くと、
日本で言うところの中1、中2レベルを教育するのだから問題無いとの事。
私には違和感たっぷりだったよ、やはり完全な英語ネイティブに教えてもらうべきだと思う。
3人は酷く酔っていて、紅一点の女性はエロトーク全開でやたらと私の体に触れてくる。
その姉ちゃんは、顔も体もエロすぎて目に毒だ。
メガネのドイツ人男が、
メガネ : こいつさ、めっちゃ欲求不満なんだよ(本人の目の前で大きい声で言うなよ)
俺 : そうなんだ(チラっ)
メガネ : You、ガツンとハメちゃいなよ
俺 : Ha ha ha ! それ、最高だね(チラっ)
女 : ウインク! (目が完全に座っているし、うるうるだよ)
俺 : facebook アカウントある? 交換しようよ
女 : いいよ、明日は何してる?
俺 : 明日の事は、明日起きてから考えるよ
女 : じゃ~、また明日ね♡
すぐにでもヤレそうなドイツ女に後ろ髪引かれながら、Gさんの所へ移動した。
Gさんも結構いい感じに出来上がっていた。
平たく言うと彼女はベロベロで、さらに回ってきたジョイントも逝ってるね。
俺 : 俺、疲れてるから宿に戻るわ。
G : あ、そうなの? じゃ私も戻るわ。
適当に飲み食いした分の金を置いて2人で店を出た。
皆の為にとジョイントを大量に持って行ったが、なんだか出すタイミングが無かったので手付かずだ。
100m程歩いて宿に戻ったら、ワインの飲み過ぎでバス移動の疲れが一気に出た。
Gさんは出発前の陰気な感じは消え去って、やけに明るく饒舌だ。
俺 : もう汗でベタベタだよ、シャワー浴びてくるわ、よかったらそのジョイントでもキメといて
G : ありがとう
続く