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ベトナム ヴィン 出逢い

GA VINH-1

黒線で囲った場所はヴィン駅の敷地

ヴィンへ到着したのは夜7時半。
面白い事も無さそうなヴィンで一泊するのは止めて、一気にスンタィンへ行くことにした。
スンタィンで一泊して翌日ヴィンへ戻る。

ヴィンからドンホイへは列車で移動するので、時刻確認をしておかなければならない。

インターネットで検索して確認などという無粋な事は当然しない。
コミュニケーション障 害者じゃあるまいし、人との関わりを避けるようになったら廃 人同然だ。

駅舎に入りチケット売り場の窓口に行くと、窓口の人は少し英語を話すようだ。
明日、ドンホイに行きたいけど何時発があるの?と尋ねると、
超早い早朝と正午に一本ずつ有り、一番料金が高い寝台車もあると教えてくれた。

チケットを今買うかと聞かれたが、スンタィンでの展開が読めないのでチケット購入は断った。

駅舎を出ようと歩き始めた時、一人の女性に呼び止められた。
コテコテのイギリス英語のアクセントだ。

どう見てもインド人女性だ。 服装はツーリストには見えない。
偏見かも知れないが、ベトナムでインド人ツーリストを見た事がない。

ハノイやホーチミンなどの大きな都市ならともかく、ここはヴィンだ。
インド人に話し掛けられた事に違和感を感じた。

唐突に、あなたのスマートフォンを貸してくれないか?と言われ、
警戒した私は、なんで?と聞くと、液晶が割れた彼女のスマートフォンを見せてきた。
バッグに入れていたら、何かに押されて液晶が割れたと言っていたので、快く貸した。

ネット予約した何かを確認したかったようで、3分程で返してきた。
彼女はヴィン駅の近くの宿に滞在していて、明日ドンホイへ移動する為にチケットを駅に買いに来たようだ。

インドを旅している時に聞く、あのインド英語じゃない、コテコテのイギリス英語で話す彼女に、
インドからベトナムに旅行に来たのか?と尋ねると、彼女はインド人ではなくイギリス人だと言うではないか。

国籍、人種についての質問は歓迎されないが、イギリス人だと言う彼女に興味を持ってしまった。
爺さん世代がインドからイギリスに移住して、両親もイギリス生まれのイギリス育ち、
彼女もイギリス生まれのイギリス育ちで、インドには行った事も無いらしい。

ロンドンの大学に通っている彼女は、休みを取ってバックパッカーとしてベトナム縦断をしていると言った。
でも服装がバックパッカー風では無いし、見た目がインド人なので、どうも違和感を感じるんだよね。

貧しい雰囲気は皆無で、富裕層の娘オーラを放つ彼女はムチャクチャ美人だ。
身長155cm位で小柄の細身だが、出るとこはビシッと出てるしスタイルは抜群だ。

なんと言っても顔が小さく目が大きい。 顔が小さいと言うより、頭蓋骨ごと小さいと言うべきか、
日中韓越系にありがちなバランスの悪さとは無縁だ。

褐色の肌に、目の醒めるようなブルーの瞳、真っ白な歯が織りなすハーモニーは実にエキゾチック。
彼女の外見からは想像も付かないような、コテコテのイギリス英語を話すのも面白い。

見た目がインド人の彼女は、インドに行った事が無いと言っていたので、
インド旅行した事あるよと言ったら色々聞かれたが、こちらは今からスンタィンまで行かねばならないので、
電話番号を交換して別れた。

明日の正午発の列車に乗るから、会えたらいいね~と言って駅舎を後にした。

このインド系イギリス人とは、この後の旅行日程で深く関わる事を、この時点は知らない呑気なエロ日本人だ。










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