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ベトナム スンタィン 宿探し

Xuan Thanh FirstJPG

赤線はタクシーで来たルート。
は100人程の若者が集まっていた、ビーチ突き当りの場所。
青線は暗闇の中、宿を探して歩いたルート。
は小さな飯屋。 寝る前に宿のおっさんに腹が減ったと言ったら、バイクでここに連れて来られた。
は周辺では一番大きそうなホテル。 一泊45万ドンからだと言われて断った。
金額の問題よりも、エ口な雰囲気を感じなかったのが宿泊しなかった理由だ。

の場所には数件のニャギがある。
スンタィンビーチ置屋が賑わっていた当時は、この辺りのニャギも盛況だったのかも知れないが、
私が訪れた時は、照明も灯っていて人が居る気配もしたが、廃墟寸前な雰囲気だった。

ビーチ前の喧騒から離れ、暗闇の暑い中を歩いて来て、に辿り着いたのだが直感を信じて断った。
さて、どうしたもんかと、来た道を戻り始めた時の事である。

の場所を歩いていると人の気配を感じたので、薄暗い建物の方向を凝視すると、
女性が何か言いながら、私の方に歩いて来るのが見えた。

田舎のローカル民は英語を話せない、と言う先入観があるので、
私にベトナム語で話しかけているのか? と思ったら英語で話し掛けているのに遅れて気付いた。

あの暗闇の中、私が外国人だと判別出来るのだなと感心していると、
宿探しをしているのでしょ? ここに泊まって行きなさいよ。 と言われた。

彼女が出て来た敷地の方を見ると、他にも人が居るのが見えた。
電気代の節約をしているからか、微かな明かりが見える程度で非常に薄暗い。

ニャギの看板が出ているから宿なのだろうが、とにかく古い建物でボロいのだ。
青線3の囲みの中の建物は、どれも似たようなものだ。

時間も遅いし、これ以上歩き回って宿を探すのは無謀過ぎるので、女性の話を聞く事にした。
幾らか聞くと、20万ドン(1000円)。

部屋にエアコンと扇風機はあるか?と聞くと、もちろんあるし部屋を見てもいいと言われた。
部屋を見せてもらうと、とにかく古くてボロいTHE・置屋のヤリ部屋だ。

私はボロくても、汚くても全く気にならない性分だ。 この程度で驚くほど旅初心者でもない。
エアコンも扇風機も問題無さそうなので即決した。

重い荷物を降ろしてシャワーを浴びたら、やっと気持ちが落ち着いた。
スマートフォンやカメラの充電をセットしてから、先程の女性と話をする為に部屋から出た。

部屋を出ると彼女の旦那らしき人と、小さい子供が居るのが見えた。
話し掛けると彼は英語が全く話せない。 彼は私が何か聞きたいのを察して嫁さんを呼びに行った。

30代に見えた彼女は上手に英語を話す。 十分以上に意思疎通が図れるのに安堵した。
私は壊滅した置屋の事などを聞きたいのだが、相手が女性なので少し躊躇っていると、
彼女の方から、その手の話題を切り出してきた。

当然と言えば当然だ。 
超ローカルなビーチのニャギ周辺に突然現れた外国人など、女目当てで来る以外に何の目的があろうものか。

続く










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