ベトナム スンタィン 宿探し
- 2019/06/23
- 23:14
赤線はタクシーで来たルート。
1は100人程の若者が集まっていた、ビーチ突き当りの場所。
青線は暗闇の中、宿を探して歩いたルート。
2は小さな飯屋。 寝る前に宿のおっさんに腹が減ったと言ったら、バイクでここに連れて来られた。
4は周辺では一番大きそうなホテル。 一泊45万ドンからだと言われて断った。
金額の問題よりも、エ口な雰囲気を感じなかったのが宿泊しなかった理由だ。
3の場所には数件のニャギがある。
スンタィンビーチ置屋が賑わっていた当時は、この辺りのニャギも盛況だったのかも知れないが、
私が訪れた時は、照明も灯っていて人が居る気配もしたが、廃墟寸前な雰囲気だった。
ビーチ前の喧騒から離れ、暗闇の暑い中を歩いて来て、4に辿り着いたのだが直感を信じて断った。
さて、どうしたもんかと、来た道を戻り始めた時の事である。
3の場所を歩いていると人の気配を感じたので、薄暗い建物の方向を凝視すると、
女性が何か言いながら、私の方に歩いて来るのが見えた。
田舎のローカル民は英語を話せない、と言う先入観があるので、
私にベトナム語で話しかけているのか? と思ったら英語で話し掛けているのに遅れて気付いた。
あの暗闇の中、私が外国人だと判別出来るのだなと感心していると、
宿探しをしているのでしょ? ここに泊まって行きなさいよ。 と言われた。
彼女が出て来た敷地の方を見ると、他にも人が居るのが見えた。
電気代の節約をしているからか、微かな明かりが見える程度で非常に薄暗い。
ニャギの看板が出ているから宿なのだろうが、とにかく古い建物でボロいのだ。
青線3の囲みの中の建物は、どれも似たようなものだ。
時間も遅いし、これ以上歩き回って宿を探すのは無謀過ぎるので、女性の話を聞く事にした。
幾らか聞くと、20万ドン(1000円)。
部屋にエアコンと扇風機はあるか?と聞くと、もちろんあるし部屋を見てもいいと言われた。
部屋を見せてもらうと、とにかく古くてボロいTHE・置屋のヤリ部屋だ。
私はボロくても、汚くても全く気にならない性分だ。 この程度で驚くほど旅初心者でもない。
エアコンも扇風機も問題無さそうなので即決した。
重い荷物を降ろしてシャワーを浴びたら、やっと気持ちが落ち着いた。
スマートフォンやカメラの充電をセットしてから、先程の女性と話をする為に部屋から出た。
部屋を出ると彼女の旦那らしき人と、小さい子供が居るのが見えた。
話し掛けると彼は英語が全く話せない。 彼は私が何か聞きたいのを察して嫁さんを呼びに行った。
30代に見えた彼女は上手に英語を話す。 十分以上に意思疎通が図れるのに安堵した。
私は壊滅した置屋の事などを聞きたいのだが、相手が女性なので少し躊躇っていると、
彼女の方から、その手の話題を切り出してきた。
当然と言えば当然だ。
超ローカルなビーチのニャギ周辺に突然現れた外国人など、女目当てで来る以外に何の目的があろうものか。
続く