パクセーに向かうGさん達を見送って独りになった。
泊まっていたホテルのフロントにキーを返却し、荷物を持って外に出た。
暑いのが超苦手な私はホテルから出た瞬間から、どっと汗が吹き出る。
まずは借りていたボロ中華スクーターを返却しに向かう。
1分で行けるほど近い距離だ。
レンタルバイク屋に到着すると中国人店主が笑顔で出迎えてくれた。
ささっとバイクを点検した店主は、初日に預けた私のパスポートを返してきた。
ターケークは十分堪能したし、これと言ってやりたいことも思い浮かばないので、
バスターミナルに行ってハノイにでも行こうかと考えていたら、Eさんの事を思い出した。
彼女の事を忘れていた訳ではない。
Gさんとの別れで心に大きな穴が空いた感じがして、冷静さを欠いていたのだろう。
Eさんとの出会いEさんと再開Eさんと川遊び電話してみて出なかったらベトナム行き確定、出たら何か考えればいいかと軽い気持ちで電話した。
数コールでEさんは電話に出た。
不機嫌そうな話し方で彼女に捲し立てられた。
E : メッセージを何度も送ったのに返信が全くないのは何故?
E : 私は連絡が来ると思ってずっと待っていた、私の事が嫌いなの?
E : 何を考えてるの? 今どこに居るの?
俺 : さっきホテルを出てレンタルバイクを返した
E : とにかく今から地図送るから30分後にそこに来て
俺 : OK 分かった
1はGさんが座り込んでいたロータリー
2は馬 鹿でかい地元民用マーケット
3はターケーク中心部、外国人ツーリスト集結地域
近くに居たトゥクトゥクに乗り、指定されたマーケットへ向かった。
Eさんと川遊びをしたが、私は色恋絡みの話は一切していないし、
彼女とは2回しか会っていないのだから、何故不機嫌なのか見当も付かない。
まあ価値観は人それぞれだし、何より外国人だからね、
難しい事考えても疲れるから、全て成り行き任せで良いと思う。